仔猫の性別の見分け方と、性別による性格の違いについて

仔猫を拾った時や、譲り受けた時。その猫の性別って気になりますよね。ただ、生まれてすぐは性別の判定が難しいようです。ここでは、性別の見分け方と、性別による性格の違いについて紹介します。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長

オスとメスの見分け方

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1歳を過ぎて成猫になれば性別の判断は簡単ですが、生まれて間もない仔猫の性別を判定するのは、とても難しいといわれています。ちなみに、獣医師でも間違えることがあるそうですよ。一般的に、生後2~3ヶ月を過ぎないと、オス・メスの判別は難しいとされています。これは、性別を判断できるほど、それぞれの器官や部位が発達していないからです。

オスの仔猫の見分け方

基本的に、肛門から陰部までの距離が長いのが、オスとしての特徴です。個体差はありますが、生まれてすぐの時期で約13㎜、生後1ヶ月頃には約20㎜になります。この場合の陰部というのは、包皮口(ペニスを覆っている皮膚の先端)を指し、肛門から包皮口までは毛に覆われていて、ピンク色の皮膚が露出していません。オスの場合、肛門の下に睾丸がありますが、幼い仔猫の場合は、まだ隠れている状態である場合がほとんどです。肛門と陰部の間をやさしくつまんでみると、しこりのようなものを1~2個感じられるかもしれません。ただし、触ってわからなくても、成長には個体差があるので、異常というわけではありません。また、仔猫の時期のペニスはまだ小さく、ゴマ粒型をしています。

メスの仔猫の見分け方

基本的に、肛門から陰部までの距離が近いのが、メスとしての特徴です。こちらも個体差がありますが、肛門から陰部までの距離が、生まれてすぐの時期で約7㎜、生後1ヶ月頃には約11㎜になります。外陰部には毛が生えていますが、陰部は毛がありません。また、肛門から外陰部まで、ピンク色の皮膚が露出しています。肛門の下に陰部があり、肛門とほぼ同じ大きさをしていて、コーヒー豆型をしています。

オスとメスの性別判定について、わからない時は動物病院に相談しましょう。性別は、仔猫が成長した時に迎える繁殖期や、その時期の問題行動、去勢や避妊手術をするかしないかなど、その後の猫の生活に関わってくることが多いので、早めに知っておいて損はありません。

性別による性格の違い

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性別の判定ができると、猫の大まかな性格を知ることができます。性格が判断できれば、飼い主として、接し方を工夫できるようになりますよ。

オス猫の性格

●甘えん坊
●やんちゃで遊びに夢中になりやすい
●喜怒哀楽が態度に出やすい
●感情をストレートに出す

猫が年齢を重ねていけば、やんちゃぶりは少しずつ治まっていきます。また、甘えん坊で構って欲しがりやすいので、とにかく猫と一緒に遊んでいたい! というタイプの人には、オス猫がおすすめです。

メス猫の性格

●ツンデレ
●用心深いのに気まぐれ
●感情を表に出しにくい
●どちらかといえばおとなしい

メス猫は、オス猫と比べて運動量が少なく、おとなしいのが特徴です。さらに、基本的に用心深い性格なので、飼い主以外になかなか懐こうとしないところがあります。また、自立し始めるのが早いようです。

このような性格の違いは、しつけやすさにも影響します。どちらかといえば、メス猫の方がしつけを覚えるのが早い傾向にあります。オスの仔猫の場合は、しつけをしていても遊びのスイッチが入ってしまい、落ち着きがない場合が多いようですね。

これらは、あくまでも一般的な性格の違いなので、個体差があるほか、猫種によっても異なります。また、飼育する環境や育て方、接し方で性格も当然変化していきます。

猫の性別の見分け方と、性格の違いについて紹介しました。知識として知っていれば、その後に迎える去勢・避妊手術についての費用やタイミング、その後の猫との暮らし方などについて、見通しが立てやすくなります。長く健康に暮らしていくためにも、愛猫のことをよく理解して、適切に接することを心掛けましょう。

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