【獣医師監修】犬がエサを食べなくなる原因と対策

いつもはペロリとエサを平らげる愛犬が、急にエサを食べなくなったら、飼い主としては心配ですよね。犬がエサを食べなくなる原因には、様々なものが考えられます。その原因と対策について紹介します。

  • サムネイル: PECO編集部
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

犬がエサを食べなくなる原因

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犬がエサを食べなくなる原因として、次のようなものが考えられます。

緊張している

いつもと違う環境(場所、人)のもとでは、緊張や警戒心からエサを食べないことがあります。

体調不良

体調不良や痛み、消化機能の低下などにより食欲がなくなることもあります。また、病気にかかっている時も、食欲が落ちてエサを食べなくなる場合があるでしょう。

食欲の低下は、外傷や病気などの初期症状としてみられるものなので、なるべく早めに獣医師の診断を受けましょう。

エサが食べづらい

犬がエサを食べづらく感じる理由は様々で、エサの粒が硬い・大きいなど、エサ自体に問題がある場合もあれば、口の中の病気(虫歯や歯周病、口内炎など)が原因となっている場合もあります。また、食器の形状や角度により食べづらく感じている可能性もあります。

選り好みをしている

犬がエサを食べなかったとしても、おやつなどを積極的に欲しがるようであれば、選り好みをしているだけかもしれません。

犬は、ドッグフードに飽きてしまった、いつもとエサの種類が違う、いつものトッピングがのっていない、などの理由でエサを食べなくなる場合があります。とくに、食べずに待っていたら代わりに好みの食べ物がもらえた、という経験をしてしまうとその行動は強くなります。

お腹がすいていない

おやつの与えすぎなどで、そもそもお腹がすいていない可能性があります。

犬がエサを食べない時の対処法

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犬がエサを食べない時は、まずその原因を特定することが重要です。体調不良など、病気の疑いがある場合は速やかに獣医師の診断を仰ぎ、原因となっている疾患の治療に努めます。

病気以外が原因となっている場合は、食事量やおやつ量を見直してください。また、食べやすいエサに変更する、選り好みを増長させるような対応をしていた場合はその改善を行うなどの対策をしてみましょう。

このように、犬が食欲不振に陥る原因は様々です。人間同様、犬にとっても毎日の食事はとても大切なものなので、まずは食欲不振の原因を特定し、適切な対応をとりましょう。

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