仔犬のエサ、ふやかすのはいつまで? カリカリご飯の与え方

仔犬を飼い始める時には、「エサはふやかして与えてくださいね」と教えられることが多いと思います。では、なぜ仔犬にはふやかしたエサを与えなければいけないのでしょうか。そして、いつまでふやかす必要があるのでしょうか?

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

仔犬にふやかしたエサを与えるメリット・デメリット

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まず、ドッグフードのふやかし方を簡単に紹介しておきましょう。

●ドライフードをぬるま湯に15~30分ほどつけておく
●この時栄養素を破壊しないように熱湯は使用しない
●残った水分にも栄養素が溶けているので、捨てないで与える

このようにしてふやかしたフードを仔犬に与えるのですが、この与え方にはメリットとデメリットがあります。

仔犬にふやかしたエサを与えるメリット

ドッグフードをふやかす理由は、大きく分けて2つの理由があります。1つめは、消化器官が未発達の仔犬が消化しやすいようにすること、もう一つは、一気に飲み込んだ時に喉に詰まらないようにすることです。

また、ドッグフードをふやかすと風味がよくなるので、食欲が刺激されるという効果もあります。ドッグフードへの食いつきが悪い犬でも、ふやかしたフードに興味を示すのはこのためです。

仔犬にふやかしたエサを与えるデメリット

犬側へのデメリットはあまりないので、飼い主が面倒でなければ、ずっとふやかしフードを与えても問題はありません。しかし、歯垢をつきにくくするドライフードなども販売されているので、そういったフードのメリットを受けることはできなくなります。また、やはり面倒だからふやかすのをやめよう、と思っても、ずっとふやかしたドライフードを食べていると、ふやかしていないものを食べてくれなくなることもあります。

また、ふやかしたフードはすぐに腐ってしまいます。食べ残しは即片づけて、長時間放置したふやかしフードは与えないようにしましょう。古いふやかしフードを与えると下痢や嘔吐、最悪の場合食中毒になることがあります。

仔犬にいつまでふやかしたエサを与える?

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では、どれくらいのタイミングで、ふやかしフードからドライフードへ転換すればよいのでしょうか。個体差はあるものの、生後3~4ヶ月くらいから徐々に変えていくことが多いようです。

ふやかしたフードからドライフードに移行する時には、少しずつ水分量を少なくすることで、ふやかし具合を減らしていきます。そして、1週間から10日かけて完全にドライフードに移行します。もし、途中で固いフードを嫌がった時には再びふやかし、同じ作業を繰り返します。移行期間中は、とくに便の様子を確認するようにしましょう。硬すぎる場合は水分が少なすぎ、緩すぎる場合は消化不良を起こしている可能性があります。

ドライフードに移行した時に食いつきが悪くなってしまった場合は、ふやかしたフードに戻すことも必要です。というのも、ふやかしたフードからドライフードへの移行が遅れるよりも、仔犬の成長期に栄養分が不足する方が、将来的に病気になりやすくなるリスクにつながるからです。成長期が終わる生後半年から9ヶ月くらいまでの間は、食いつきを重視した食生活にしましょう。

このように、仔犬にとって成長期の食事は大切なものです。上述の期間はあくまで目安であって、その犬に合ったフードを与えるようにしましょう。そして最終的には、仔犬の様子を見ながら、ふやかしたフードではなくドライフードに切り替えていくことが大切です。

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