猫の首輪の用途やメリット、選び方や注意点など
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猫の首輪の用途やメリット、選び方や注意点など

猫の首輪を選ぶ場合、どのような点に気をつけて選べばよいのでしょう? 猫の首輪の選び方や注意点をご紹介します。

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首輪の用途

猫を飼い始めたら、まずは首輪をつけてあげましょう。猫の首輪には「飼い猫である」ことを示す意味があります。愛する飼い猫が万が一、迷い猫になってしまったとしても、首輪をつけていれば「この猫は野良猫ではなく、どこかの飼い猫が迷ってしまっているんだな」と、保護した人に理解してもらえるでしょう。首輪の特徴そのものが、自分の飼い猫かどうかを見分ける目印になることもあります。

そのほか首輪に、住所や名前、飼い主の連絡先などを書いた紙をしまえる「迷子札」がついているものもあります。万が一に備えて、迷子札も活用しておきましょう。

ハーネスとの違い

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ハーネスとは胴体につける「胴輪」のこと。基本的に外出時に使うもので、主な目的は脱走防止です。
猫は顔と首の直径にほとんど差がなく、さらに体が柔らかいので、首輪がすっぽ抜けることがしばしばあります。その結果、脱走してしまうことも。 そんな屋外での脱走を防いでくれるのが、ハーネスです。前足と胴をハーネスに通すので、首輪ほど簡単には抜け出せませんが…あくまで「抜け出しにくい」だけ。絶対に抜けないわけではないことも心得ておきましょう。

なお、初めてつける場合はとくに、猫はハーネスを嫌がりがちです。いざという時に大丈夫なよう、事前に慣れさせておくことをおすすめします。

首輪の選び方

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首輪を選ぶ際に重視しておきたいのは、「肌触り」と「何かに引っ掛かったときに外れるかどうか」の2点です。

1.肌触り
飼い主としては色や柄といった見た目ばかりに気をとられてしまいますが、首輪をずっとつけている猫の立場としては、つけ心地のよさが何より重要です。肌触りのよいものを選んであげましょう。

2.何かに引っ掛かったときに外れる
猫は狭いところを通ったり、すき間に入ったりするのが大好きです。しかし、それゆえに首輪がどこかに引っ掛かってしまうおそれがあることも否めません。もしも引っ掛かってしまった場合に備えて、力を加えると外れるようになっているタイプを選んでおくと、何かあったときにも安心です。

注意すること

猫の首輪というと、鈴がついているものを想像する人もいるでしょう。しかし、じつは猫は大きな音が嫌いです。首輪に鈴がついている場合、自分が動くたびにチリンチリンと鳴る鈴の音が、猫にとってストレスになることもあります。猫のことを考えると、鈴のチャームはつけないでおくほうがよいかもしれません。

脱走に備えるという意味では、首輪をつける以外に、 マイクロチップを体に挿入するという方法もあります。マイクロチップは動物病院で、一つ数千円程度で挿入してもらえます。太めの注射を打つような感覚で、すぐ済みます。マイクロチップを挿入したら、チップの番号、飼い主の名前や連絡先を登録すればOK。万が一脱走して保護されたとしても、殺処分はまぬがれるはずです。

猫の室内飼いが一般的になってきたといっても、脱走してしまう可能性はゼロではありません。もしものときに備えて、首輪や迷子札などの対策をしっかりとしておきましょう。

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