猫の爪切りって必要? 爪切りの頻度とやり方

猫は爪とぎをしますが、爪切りも必要です。その場合、人間用の爪切りでも大丈夫でしょうか? 猫専用の爪切りや出血時の対策も紹介します。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

なぜ爪切りが必要か

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外で暮らしている猫は、木に登ったり、他の猫とのケンカや獲物をつかまえる時、長く尖った爪が必要になりますので、爪とぎをして古い爪を落としていれば充分です。
普段からよく使っていることもあって、爪の先端は程よく削られていて、他の猫とのケンカや獲物をつかまえる時に必要な程度に尖っているので、爪を切る必要はありません。

一方、室内飼いの猫はどうでしょうか。爪が長く尖っているとカーテンやじゅうたんにひっかけて爪を折ってしまうおそれがあるので危険です。また、人が怪我をしてしまうことも防ぎたいですね。

「爪とぎをしていれば、爪を切る必要はない」と考える人もいると思います。爪とぎは古い爪の層を剥がして新しく尖った爪を使えるようにするための行為で、これにより爪は一定の長さまでしか伸びません。一方、爪切りは猫を室内で暮らしやすくするためのものです。

高齢の猫では爪とぎをあまりしなくなることがあり、そうすると古い爪がいつまでも剥がれずに残り、太くなって最終的に巻いてきて肉球にあたることもあります。歩きにくさから関節を痛めたり、巻きすぎた爪が肉球に刺さったりすることもあるので、爪とぎをあまりしなくなった高齢の猫はとくにこまめに観察し、必要に応じて爪切りをしてあげましょう。

爪を切る方法

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猫の爪をよく見ると、血管が透けて見えると思います。爪には血管と神経が通っていますので、うっかり切りすぎると痛みから二度と爪切りをさせてくれなくなるおそれもあります。細く尖った先端だけを切り落とすイメージで行いましょう。

爪を切る頻度

基本的には月に1回ほど行えるとよいですが、あまり頻度にこだわらず、猫がリラックスしている時に切れる爪だけ1~2本切るというやり方でいいでしょう。また、仔猫のうちから爪切りをして慣らしていくことも大切です。生後2ヶ月くらいから切り始めましょう。

爪切りの手順

何より大切なのは、爪切りに時間をかけないことと、猫に爪切りを意識させないことです。一度に全ての爪を切ることができなくてもいいので、軽い気持ちで1~2本切れれば大成功です。犬のように一本の爪を面取りするように少しずつ何度も切るのではなく、爪の先端の細くなっているところを一度で切ることを心がけましょう。
バスタオルでカラダをくるんだり頭を隠してあげると、安心しておとなしくなることもあるので試してみるのもいいでしょう。

猫の足は爪が隠れている部分を上下からはさむように押すと自然と爪が出てきます。しかし、肢先はデリケートな部分ですので、決してぎゅっと掴まないようにしてください。そっと爪を押し出し、一瞬で先端だけ切り落とします。人の爪切りを使用すると爪がつぶれたり切れ味が悪かったりして猫が嫌がりますので、よく切れるギロチンタイプのものがいいでしょう。仔猫の細くやわらかい爪は、ハサミタイプの爪切りが使用しやすいでしょう。

猫の爪は前足が5本ずつで計10本、後足が4本ずつで計8本あります。前足の少し内側にある狼爪は忘れてしまいがちなので、ここも必ず切るようにしましょう。万が一、深く切りすぎて血が出てしまった時は、市販の止血剤などで止血してください。

プロに任せる場合

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自宅で爪切りがうまくできるとよいのですが、どうしてもさせてくれない、ということもあると思います。そんな時はプロに任せるのも一つの手です。

猫の爪切りは動物病院、トリミングサロンを併設したペットショップ、猫カフェなどでやってくれます。プロは動物の扱いに慣れているので、自分でやるより猫も安心かもしれません。料金は500~1000円程度で、動物病院では健康診断に含まれているところもあるようです。料金は地域によっても差があるので、直接問い合わせてみるといいでしょう。

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