猫の鳴き声がうるさい時はどうすればいい? 猫が鳴く理由と対策について

猫を飼って、近所迷惑になりかねない問題が「猫の鳴き声」。とくに、朝方や夜中に飼い主でも「うるさい」と感じるような鳴き声は考えものです。そこで今回は、猫が鳴く理由とその対策を解説していきます。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長

猫が鳴く理由

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飼い主ですら「うるさい」と感じてしまうくらいの猫の鳴き声は、以下のような理由によるものです。

夜鳴きはストレスと欲求不満が原因

猫の夜鳴きは、ストレスや欲求不満が主な原因です。空腹や高すぎる室温、トイレが汚いなど、猫が今の生活環境に対して不満を持っていることを伝えようとしています。仔猫の場合は寂しさから、外の世界を知っている成猫は外出したい時に鳴くこともあります。

春先に注意したい発情期

日照時間が長くなってくる春先が、メス猫の発情期のピークになります。冬も発情期がまったくないわけではなく、回数は少ないですが発情は起こります。発情中のメス猫は、一晩中大きな声で鳴き続けることもあり、しかもそれが数日に渡り続くので、飼い主が寝不足になってしまうことがあります。

朝に鳴くのは空腹やトイレが原因

朝早くから猫が鳴くのは、空腹のサインです。猫は基本的に夜行性ではありますが、家の中で飼われることに慣れた猫は、だんだんと人間の生活サイクルになじみ、その習性が変わってしまうので、このような現象が起きます。

夜泣きと同じように、きれい好きな猫はトイレが汚れている時も鳴いて飼い主の気を引こうとします。トイレを見に行って汚れている時は、「おしっこ・うんちをしたので片づけてください」という意味ですので、この時は速やかにきれいにしてあげましょう。

また、「おしっこをする時に痛そうに鳴く」など、いつもと違う鳴き方をする場合には何かしらの体調不良の可能性があるので、念のため動物病院で診てもらいましょう。

猫がうるさく鳴く時の対処法

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このように、猫が鳴く原因は様々ですので、対処法もいろいろあります。

猫の夜鳴き・朝鳴きの対策

まずは「猫のお腹は満たされているか」「快適な室温・湿度は保たれているか」「トイレはきれいになっているか」など、猫にとって不快な生活環境になっていないかをチェックしましょう。加えて、仔猫の場合は寂しくならないよう、起きている時間帯にしっかり遊んであげましょう。飼い主の愛情を感じるようになると、寂しさが原因の夜鳴きは減っていきます。

空腹が原因の朝鳴きの場合、このタイミングでエサをあげてしまっては、毎朝鳴く癖がついてしまいます。鳴いてもその時にはエサを与えず、飼い主が起きるべき時間に与えるようにしましょう。そのようにして、人間の生活サイクルに猫が慣れるようにしつけをしていきます。

この夜鳴き・朝鳴きの対策として絶対にやってはいけないのは、怒ったり叩いたりといったきつく叱ることです。このような行動は、猫にとってのトラウマになってしまい、恐怖・ストレスを増幅させるだけなので、ますます環境になじめなくなってしまう可能性があります。また、夜鳴きに過剰に反応してしまうと、夜鳴きが飼い主を呼ぶサインになってしまうので、ここはグッとこらえて反応しないことを貫きましょう。

発情期の鳴き声に対する対策はない

発情期の猫の鳴き声は大きくうるさいので、なんとか鳴き止ませたいところですが、残念ながら対策はありません。叱ったりケージに閉じ込めたりするのは、かえって猫のストレスになり、逆効果になってしまいます。

また、水をかけたり、ビックリさせたり、マタタビのような好物を与えるという方法もありますが、瞬間的に鳴き止むだけで、継続的な効果は期待できません。甘えの動作を伴う時は、カラダを撫でているとそれが要因で余計に発情してしまうこともあります。発情が始まった時は、できる限り構うことなく見守っているのが一番です。

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