【獣医師監修】ヒマラヤンってどんな性格? 付き合い方やお手入れについて
クリーム色の毛並みに濃い色のお顔がトレードマークのヒマラヤンの性格や飼い方、お手入れの方法などについて紹介します。
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監修:ますだ動物クリニック 増田国充院長
ヒマラヤンの性格は?
ヒマラヤンはペルシャとシャムの交配により誕生した猫種のため、2つの猫種の魅力を受け継いでいるといわれます。
ヒマラヤンの性格はどちらかというとペルシャ寄りで、鳴き声もあまり大きくなく、ゆったりのんびりとしています。ただ、ペルシャに比べると陽気で、ほかのペットにも友好的な面があります。この性格は社交的なシャムの影響によると考えられているようです。穏やかな気質なので、マンションやアパートなどの集合住宅でも飼いやすい猫といえるでしょう。
ヒマラヤンとの楽しい付き合い方
ヒマラヤンは基本的におとなしく、積極的に走り回るタイプではありません。仔猫の頃は遊びたがることもありますが、歳を重ねるごとにのんびりしていることが多くなります。
遊ぶのは嫌いではありませんが、ハンティングしたり、興奮して走り回るタイプではありません。また足も短くジャンプ力もあまりないので、飛んだり跳ねたりということも比較的少ないようです。高い所にのぼるのも上手ではないので、小さなおもちゃなどを使って、手加減しながら遊んであげましょう。
ヒマラヤンは賢い猫なので、しつけはそれほど難しくありません。基本的にのんびり過ごすことを好むので、ゆっくり落ち着ける場所を確保してあげましょう。休んでいる時は、あまり邪魔せず構いすぎないように。ただ、飼い主の近くに寄ってきた時は、コミュニケーションをとりたいというサインです。愛情豊かに接することで、猫との信頼関係を作っていきましょう。
ヒマラヤンのお手入れの仕方
ヒマラヤンの長い被毛は絡まりやすく毛玉ができやすいので、可能であれば毎日ブラッシングをしてあげましょう。
ヒマラヤンはダブルコートの被毛を持つためカラダに熱がこもりやすく、熱中症には注意が必要です。室内の温度管理を忘れずに行いましょう。また、ペルシャ同様、鼻の短い猫に起こりやすい病気として、流涙症が知られています。鼻が短いため涙管も短く、涙が溢れがちになるので、日頃から目ヤニに注意し、こまめに拭き取ってあげてください。
もちろん猫には個体差があり、性格やカラダつきも様々です。お迎えした猫としっかり向き合って楽しい猫ライフを過ごしてください。
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