埼玉県の食品流通拠点のひとつとして賑わう、さいたま春日部市場。その敷地の中に「猫スイーツ」好きの間では知る人ぞ知るカフェ「CAT BASE」があります。
この季節に嬉しいパフェ。チョコレート、マンゴーなど、味によって猫の柄が違います
趣向を凝らした猫スイーツがさまざま。人気は、キュートな猫が浮かぶ3Dラテアートや、注文を受けてから粉から作るふわふわの猫パンケーキ。お客さんたちは「可愛すぎて食べられない!」と、しばらくは撮影タイムです。
「粉から作るので注文から15分ほどいただきます」という絶品パンケーキ。お皿にチョコレートで描かれる絵柄は、奥様と娘さんで「個性がでる」そうです
「とにかく家族全員猫が好きなんですよ」と笑うのはオーナーの筒井覚さん。家族で経営しているキャットベース。皆で猫の話をしながら、どんどん新メニューのアイデアが浮かぶのだそうです。「ただし、娘と妻のアイデアが中心で私のはなかなか採用されない(笑)」と覚さん。
最新作の「クリスタルニャーゴ」。ドライフルーツの猫たちが泳いでいます
お昼時になると、家族連れや年輩の方々も続々と来店してきました。じつはご家族は市場内で海鮮食品の卸業のお店を経営されているため、海鮮丼などの食事もおいしく安価なのです!
ふわふわの猫がちょこん。可愛くてかき混ぜられず、最後までクリーム猫が残ってしまうお客さん続出(笑)
食事メニューにも、よくよく観察すると猫がいっぱい。箸袋の猫スタンプ、ケチャップやソースも肉球デザイン、定食のお豆腐も醤油をかけると猫が浮かび上がる仕掛け!「お客さんが『猫にまつわるなにか』に気づくたび、必ず3回ぐらいニコッと笑うんです。それが愉しみなんです」と奥様・しづ子さん。
醤油をかけると猫が! お豆腐ひとつでこんなに楽しめます
ロゴマークのモデルは、飼い猫のミュウー君(22歳♂)。なんと筒井家の猫はこれまで飼った4匹すべてが22歳超えの長寿猫ばかり! とくに秘訣はない、とのことでしたが、きっとご家族の明るく楽しい雰囲気、猫に対する真摯な姿勢の賜物なのでしょう。
ミュウー君を路上で保護したときの面白エピソードは、ぜひお店で聞いてください
café&dining CAT BASE
café&dining CAT BASE
埼玉県春日部市小渕243 春日部市場内
TEL 048-754-2213
営業時間/8:30~17:00(LO16:30)
定休日/水・日曜、祝日
取材・菅野治