犬も猫も、冬を快適に過ごすには? ショップスタッフに聞く、おすすめ防寒グッズ
まだまだ秋だと思っていたら、あっという間に寒い季節がやってきました。冬は冷えや乾燥から、人間だけでなくペットも体調を崩しがち。本格的な冬が来る前に、冬支度をしておきたいところですね。そんなわけで今回は、ペットグッズショップのスタッフさんたちに最新の防寒グッズをお聞きしました。
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ショップスタッフおすすめ! <犬の防寒グッズ編>
犬は比較的寒さに強いイメージがありますが、犬種やライフステージによってはしっかりした防寒対策が必要です。寒さに弱い傾向があるのは、シングルコート(単毛)に分類される犬種。ただし幼犬や高齢犬はどの犬種でも寒さが苦手です。
薄手で機能性に優れたウェア
犬暖 ドッグダン
保温性抜群のこのウェア。使われている生地は太陽光を吸収して熱に変換・蓄熱し、裏地は起毛素材で太陽光がなくても暖かいという特徴があります。しかもUVカットで吸水性に優れながら速乾なのも嬉しいですよね。
「寒さ対策のためにウェアを着せたいと思っても、嫌がる犬がいるんです。このウェアは薄手で伸縮性があるので、これだけは着てくれる、というお客さまもいらっしゃいます」(「モッピー&ナナ」新倉さん)
このウェアを肌着にして、寒い日にはもう1枚、厚手のウェアを重ね着させる飼い主さんもいるとか。お部屋で過ごすときの部屋着や、寝るときだけ身に着ける寝間着としても優秀。お値段は手ごろで、数枚買ってローテーションしている方が多いそうです。
電気不要で安心のマット&ベッド
ぬくぬくホットマット
◆ポカポカ温度のマット
電気を使わずに表面温度+5℃!マット内部の熱伝導素材によって、座ったり寝たりしているだけで表面がじんわり暖かくなるマット。電気を使わないので安全で、熱くなりすぎず心地良い温度を保ちます。
「軽くて持ち運びできるサイズなので、お出かけ時やドライブのときのマットとしてもお使いいただけます。リーズナブルな価格なので、お1人で何枚も買われるリピーターさんも」(「GREEN DOG」中嶋さん)
かくれんぼクッション
◆ふかふかベッド
犬がもぐりこんで使えるタイプのベッドです。内側の無地部分は厚手のフリース素材を使用しているほか、クッションもしっかりと入っているのでふんわり感を実現。シェル(貝)型なので、身体や頭がすっぽりとはまり安心感が生まれます。犬猫兼用なので猫にも◎
「しっかりとした縫製と可愛いデザインが特徴で、お布団やクッションの間にもぐるのが好きな愛犬にとくにおすすめです」(「GREEN DOG」中嶋さん)
詳細はこちら※「ぬくぬくホットマット」「かくれんぼクッション」は数量限定のため在庫がない場合もあります。
ファッション性を兼ね備えたウェア
J.PRESS エアコーンダウン N3Bダウン
◆お出かけ用に1枚欲しいコート
保温性の高い中空繊維ファイバー「エアコーンダウン」を使用し、裏地もふかふかなボア素材を採用。ちょっと手を通してみただけで、その温かさを実感できます。撥水加工が施されているので雨の日のお散歩も大丈夫。お洗濯もできるので清潔に使えます。
「こういったコートは重たいものが多いのですが、この商品はとにかく軽い。それでいて暖かく、しかもデザインもいいので人気です」(「ペットパラダイス」吉田さん)
サイズ展開も豊富で、小型犬から中型犬まで対応しているのも嬉しいですね。
プリティブーケ ペールボア着る毛布
◆モフモフの「着る毛布」
ふわっとかぶせてスナップで止めるだけなので、着せるのも簡単。お部屋着にもかかわらず、いろんな柄が揃っているので、愛犬の毛色や飼い主さんの部屋着とコーディネートすることも。
「羽織るだけで暖かく、愛犬にとっても肌触りがいいみたいです」(「ペットパラダイス」吉田さん)
ショップスタッフおすすめ! <猫の防寒グッズ編>
猫(イエネコ)の祖先は砂漠に住んでいたリビアヤマネコとされ、もともと寒さが苦手です。なかでも高齢猫はとくに配慮が必要で、寝る場所を適温に保ち、お留守番中も暖かく過ごせるように対策してあげましょう。
猫は自分だけの専用スペースを快適に感じる傾向があります。もぐりこめるようなベッドやドーム型ハウスは、身体全体を温めるだけでなく、隠れ場所にもなって安心感を得られるようです。
2WAYで使えるベッド&定番ヒーター
上・左下)NORDECO 2WAYハウス&クッション
右下)ドギーマンハヤシ 遠赤外線 2WAYテキオンヒーター
ドーム風にしてもぐったり、ぺったんこにして上に寝たりすることもできる2WAYのベッド。なかはボア素材で、付属のクッションは厚手でふかふか。こういったベッドと、ペット用のヒーターを組み合わせて使えばもっと暖かいですね。ペット用のヒーターは既に定番の商品ですが、ペットが噛み切らないようにコードがガードしてあり、温度も高くなりすぎない安心設計。
「ヒーターを使用する際は、暖かくなりすぎたときに離れられるようなスペースを確保してあげることが大事です」(「モッピー&ナナ」新倉さん)
見た目にも楽しめるあったかベッド
ペットハウス こたつ
ぬくぬく半纏
◆冬にぴったりのこたつ&半纏
猫好きさんの間で大人気のユニークなこたつ風ハウス。テーブルの上のみかんとお茶は面ファスナーでくっついていて、単体でおもちゃにすることも。
このこたつと一緒に楽しみたいのが半纏風のウェア。中綿には保温効果のある遠赤外線加工が施され、裏地もフリースで暖か。ポケットにはみかんが入っていて、ギュッと握るとキューッと音のなるおもちゃになっています。
ペット用寝袋カドラー ホットケーキ
◆ホットケーキ型の寝袋
上に乗っているバターがとろけそうなホットケーキ型のベッド。こちらも遠赤外線加工の中綿入りで、電気を使わなくても、なかにもぐれば身体が温まります。同じシリーズでチョココロネ型もありましたが、あまりの人気で品薄状態だそう。
ベッドとしても使えるキャリー
ハンギング猫たんぽ
普段はベッドとして使え、ショルダー型の暖かいキャリーにもなるアイテム。遠赤外線加工の中綿入りで、電気を使わなくても暖がとれます。
「猫は犬と違って外出の機会はあまりないと思いますが、寒い時期の通院に使っていただきたいですね」(「ペットパラダイス」吉田さん)
写真ではわかりやすいように猫の顔を外に出していますが、実際に使用する際は頭まで全身を、付属のネットに入れるようにしましょう。脱走が心配な場合は、ファスナーなどでしっかり口が閉じられる洗濯ネットで猫を包んでから、バッグに入れた方が安全かもしれませんね。
いかがでしたか?犬も猫も、防寒グッズや冬のお世話グッズは進化していますね。今回は機能性抜群で、楽しいアイテムをショップスタッフの方々にご紹介いただきました。寒さに対しての感受性は個体差があるので、愛犬・愛猫の様子を飼い主さんがきちんと見守ってあげることが大切です。