柴犬の散歩大百科!上手な散歩のしつけ方もご紹介します
愛くるしい表情が人気の柴犬。柴犬を飼いはじめたものの、犬種によって違う散歩の回数や時間に頭を悩ませ、「柴犬に合った散歩の方法って?」と情報を探している方もいるかと思います。ここでは、「柴犬を上手に散歩させたい!」という方向けに、柴犬の上手な散歩の方法、しつけ方などをお伝えします。
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目次
柴犬には散歩が大切!その理由とは?
柴犬は日本犬の中でも特に長い歴史を持つ犬種として知られています。
2500年以上前の遺跡で柴犬の祖先とされる縄文犬の骨が発掘されていることからも、古くから日本人とともにあった犬であることがうかがえます。
古くは山の中を駆け回って獲物を仕留める猟犬としても活躍していたのだとか。
猟犬として活躍していた柴犬は、今でもそのDNAを受け継いでいます。
俊敏な身のこなしと活発な性格の持ち主であるため運動量も豊富。
駆け回るのが好きな子が多いのでしっかりと運動させてあげる必要があります。
これが柴犬には散歩が大切と言われている理由でしょう。
散歩をスタートさせる最適なタイミングはいつ?
子犬として迎えてすぐに散歩に出かけるのはおすすめできません。
子犬のときは室内で遊んであげるだけでも十分です。散歩をスタートさせるのは、ワクチン接種から2週間ほど経ってからがよいでしょう。
ワクチン接種をしていない状態で散歩に連れていってしまうと、感染症にかかってしまうかもしれません。
また、4ヶ月以降になると若齢期と呼ばれる時期に入るので、生後3ヶ月目くらいまでには散歩をスタートさせてあげたいところです。
しかし、「まだワクチン接種が済んでいない…」という場合は、子犬を抱っこして自宅の周辺を歩いてあげるだけでも大丈夫です。
外の世界を知ることが大切ですし、社会性も養えます。
柴犬に必要な散歩の量や時間帯は大体どれくらい?
散歩量ですが、子犬のときならそこまで長い時間、散歩させる必要はありません。
体力もないですし、成犬に比べて免疫力も低いので自宅の周辺を軽く散歩する程度で問題ないでしょう。
生後約10ヶ月を超え成犬になると、柴犬は体重が8kgなら8kmの散歩という具合に、体重と同じ距離の散歩量が目安になりますが、散歩は「量」より「質」が大切。
例えば1回30分程度の散歩を朝と夜に1回ずつ、計1時間ほど連れて行ってみましょう。
散歩から戻ってきた時に落ち着いている様子であれば、散歩に満足していますが、まだ体を動かし足りないようなそわそわした動作をみせるようなら、もう少し散歩をしたいというサインかもしれません。
散歩の時間を少し増やしてみるなど、様子を見ながら工夫してみてください。
散歩の時間帯にこれといった決まりはないので、ライフスタイルに合わせましょう。
ただし、夏場だと早朝や日が落ちてからの方が涼しいですし、冬場は日差しがある時間帯の方が快適に散歩できます。
愛犬の体調に配慮しながら散歩しましょう。
上手にリードするためのコツ
上手に柴犬をリードするには、リ-ダーウォークの練習が必要です。
リ-ダーウォ-クとは、犬が飼い主と適度な距離を保って、つかず離れずの距離を寄り添い歩くことです。
飼い主との明確な主従関係を確立できるため、犬がグイグイとリードを引っ張って歩くようなこともなくなるでしょう。
リーダーウォ-クは室内でもトレーニングできます。
実際に首輪やハーネス、リードをつけた状態で部屋の中を散歩してみてください。
このとき、リードは少し短めに持つのがポイントです。
犬が自分よりも前を歩こうとしたら、リードを軽く後ろに引っ張って自分の横を歩くように誘導してください。
そして、飼い主の動きに合わせて動く、止まるといったことができるまで繰り返しトレーニングしましょう。
上手にできたら思い切り褒めてあげることも忘れずに!
散歩の注意点もまとめてご紹介
愛犬との散歩は飼い主にとって至福の時間です。
より楽しく快適な時間を共有するためには、散歩の注意点も知っておく必要があります。
ここでは、柴犬を散歩させるときの注意点についてまとめました。
おしっこ、うんちはきちんと処理しよう
犬を散歩させるにあたって排泄物をきちんと持ち帰るのは最低限のマナーです。
そのため、散歩に出かけるときはペットシーツや水の入ったペットボトル、ウンチ袋などを持っていきましょう。
ひとつのバッグやポーチにまとめておくと便利です。
愛犬から目をそらさない
子犬のときは何にでも興味を示してしまいますし、道に落ちているものを口に入れてしまうこともあります。
道には小石やたばこの吸い殻が落ちていることがありますし、そのようなものを誤飲してしまうと大変です。
落ちている食べ物を口にしてしまう恐れもあるので、愛犬から目を離さないようにしましょう。
他の犬と接触させる経験をさせてあげよう
犬の散歩に出かけると、たくさんの犬と出会うでしょう。
犬同士もコミュニケーションをとりたがるようであれば、積極的にほかの犬とのコミュニケーションを経験させてあげてください。
まずは飼い主さんに挨拶をして、犬同士を遊ばせてもよいかどうかを聞いてからになりますが、ほかの犬と接することで社交性が育ちます。
こうした経験を重ねることで、吠えたり噛みついたりといった問題行動も少なくなるはずです。
まとめ
もともと猟犬だった柴犬だからこそ、毎日きちんと散歩に連れていってあげることが大切です。
散歩はストレス解消にもなりますし、飼い主との絆が深まる時間でもあります。
ここでご紹介した散歩の注意点も踏まえつつ、柴犬の散歩をマスターしてくださいね。
コンテンツ提供元:愛犬と行きたい上質なおでかけを紹介するWEBマガジン Pally