【コーギースタイル】風の吹くまま、気の向くまま ─ コギさんは旅人気質!?(その1)
長年コーギーを取材していたコギスタ編集部は唐突にひらめいた。「コーギーって旅人気質じゃない?」旅特集にかこつけて、コーギーが持つ旅人っぽさを探る旅に出よう。(コーギースタイル Vol.41より)
- 更新日:
コーギーって、なんとなく あの有名な旅人に似ている
さて、なぜ編集部がいきなり「コーギー=旅人?」なんて思いついたかというと、散歩中にあちこちにおいを嗅ぎながら自由奔放にふらふらするコギさんが、なんとなく〝あの人〞に似ていたからだ。そう、カンカン帽に腹巻き、トランクケース、雪駄というスタイルで日本全国を放浪する旅人〝寅さん〞である。コギさんに帽子をかぶせると、容姿的にも似てなくはない……?
寅さんといってパッと思いつく旅人気質は、自由、好奇心旺盛、情が深い、人の懐に入るのがうまい、などなど。あれ、やっぱりコーギーの性格によく当てはまるような気がするぞ。
実際のところどうなのだろう? そう思った取材班は「コーギー=旅人=寅さん」という持論を証明するために、取材の旅に出た。コーギーの旅人っぽい性格を探していこうではないか!
マロン「さくら〜待ってろよ〜」
「誰!?」
モデル犬
今回取材に協力してもらった、個性豊かな読者犬たち。みんな活動的で、生き生きとした目をしているのが印象的。果たして、旅人気質を持っているのだろうか?
気質① 好奇心旺盛である
つねに刺激を探していたい! だって、おもしろいこと大好き!
旅人は好奇心旺盛。新しい世界を知りたい! という欲求は、旅に出る動機になるのだろう。コーギーも他の犬種と比べて、好奇心は強い印象だ。畑家のMoonyは取材班にも興味津々で、近寄ってくる。カメラ機材や荷物をクンクン。ポケットに鼻を突っ込み、ボールを発見して大喜び。いつもおもしろいことを探しているようだ。麻生家のロニーも取材陣を興味深そうに見ていた。さらに阿田家のマロンは好奇心を刺激する海岸の散歩が大好き。見るものすべてに関心を示す。
見慣れないオモチャで好奇心が刺激
普段は押入れにしまっているオモチャを出すと、物珍しそうに駆け寄ってくる畑家の2匹。見慣れないからだろうか「なんだこれ?」という様子で見つめ、ついには引っ張り合いに発展。特に、MIYUは好奇心がくすぐられるようで大興奮。
Moony「なんやこれ?」
MIYU「気になるわー」
初めて見た大きなカメラに、釘付けに!
プロ仕様の大きなカメラに興味津々で、レンズを覗き込む。たまにビビってしまう犬もいるが、ロニーの場合は好奇心が勝ってしまうようだ。ココは、遊びに夢中で興味なし?
おっきな目みたいやな
歩くだけで、気になるものだらけ!
マロンが住む家の近所にあるビーチには、好奇心を刺激するものがいっぱいだ。知らない人、不思議な物体、初めて見る貝など、歩きながら出会うものすべてに、興味津々な様子のマロン。この高揚感があるから、旅(散歩)はやめられない!
わーい
人がたくさんや
この人たち誰やろ?
不思議な物体発見や!
気質② 人の懐に入るのが上手である
旅先では人に好かれると、より充実したものに!
ニコニコ笑顔で、誰とでもすぐに仲良くなれる人がいる。旅をする時の重要な気質だ。人との出会いが、旅先での時間をより楽しいものにす。実はこれ、コーギーの得意分野。フレンドリーで愛嬌たっぷりだから、周囲の人も心を許してしまうのだ。気づいたら懐に入られていることがある。特にココは絶妙な距離感で甘えてきた。最初は少々そっけなかったが、お尻をちょこんと足元につけられた時、私ことライターOはココのためなら何でもする」と思ったのだった。
ツンツンしたり、デレデレしたり
たまには遊んでーなー
普段は飼い主であってもベタベタすることがないココ(上)だが、たまに甘えてくる。このギャップ萌えで、するりと人の懐に入り込むのだ。一方のロニー(下)は、甘えん坊。自分がどうやったらかわいがられるか熟知している。
セクシーでしょ?
その目で見られるとだめ。かわいいは正義!
取材班にもこの表情。MIYU(右)とMoony のキラキラな目で見つめられると、初対面でも一気に愛着がわく。出会って10分もしないうちに、2匹のトリコになってしまった。かわいいは正義。そこに小細工は必要ない。
MIYU「これでいちころ」
Moony「うふふふ」
Text:Daizo Okauchi
Photos:Masayuki Satoh
関連記事
風の吹くまま、気の向くまま ─ コギさんは旅人気質!?(その2)
風の吹くまま、気の向くまま ─ コギさんは旅人気質!?(その3)