オンリーワンな魅力あり。ミックス猫ってどんな猫?
「ミックス猫」とは、純血種同士の掛け合わせにより生まれた猫のこと。個性的なルックスと丈夫なカラダを持ったミックス猫の特徴や、長所、短所などを紹介します。
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ミックス猫とは?
雑種との違い
ミックス猫と雑種、どちらも「純血種ではない猫」を意味し、広い意味でとらえれば同じ存在です。しかし、たとえば日本猫のように、色々な品種の血が混じり合ってルーツが定かではなくなった猫を指す場合に「雑種」という言葉が使われるのに対し、「アメリカンショートヘアの父猫、ロシアンブルーの母猫」といったように、どんな品種の血が入っているのか明確にわかる猫に対しては「ミックス猫(混血猫)」と呼び分けています。
ミックス猫の一例
ミックス猫は様々な父猫と母猫の組み合わせから生まれるので、そのバリエーションは多種多様です。中でも、ペットショップなどでよく目にする品種同士を掛け合わせた猫が多いようです。代表的なものを以下に挙げてみましょう。
○スコティッシュフォールド×ロシアンブルー
○アメリカンショートヘア×ロシアンブルー
○アメリカンショートヘア×アビシニアン
○ペルシャ×アメリカンカール
○ペルシャ×メインクーン
ミックス猫とはどこで出会えるの?
ミックス猫とは、ペットショップで出会えることがあります。ただし、普通の純血種の猫に比べれば個体数が少なく、繁殖数も安定していないため、家族に迎えたい掛け合わせの種類が決まっている場合は、ペットショップやブリーダーに直接問い合わせてるのがよいでしょう。
ミックス猫のメリット・デメリット
ミックス猫にはメリットとデメリットの両面があります。特性を理解した上で、家族に迎え入れてあげてくださいね。
ミックス猫のメリット
ミックス猫のメリットは大きく分けて2つあります。まず一つめは、病気になりにくいこと。純血種の猫は、純血種同士の掛け合わせを重ねていくうちに血が濃くなり、遺伝性の病気を持つ猫が多く生まれるようになることがあります。ミックス猫は異なる2品種の純血猫の血が混ざっているため、遺伝的に丈夫な猫になりやすいのです。
もう一つのメリットは、個性的なルックスです。父猫の品種と母猫の品種をところどころ受け継いだ、今までにない唯一無二の顔立ちや被毛を楽しむことができます。
ミックス猫のデメリット
ミックス猫のデメリットは、成長後のルックスや性格が予想しにくいことです。純血猫なら、成猫になった時のルックスや、だいたいの性格の傾向が予想しやすいのですが、ミックス猫は成猫になってみないと、どのような性質を持っているのかがわかりにくいという難点があります。
ただし、猫はもともと個体差の激しい生き物なので、性格に関しては純血種だからといって必ずしも予想通りの性格になるとは限りません。血統よりも、むしろ育った環境による変化が大きいので、ミックス猫を家族に迎え入れたら、愛情をたっぷり注いで育ててあげてください。
ミックス猫はカラダが丈夫といったメリットもありますが、この世にたった一匹のオンリーワンであることが最大の魅力といえるでしょう。ほかの猫とはちょっと違う個性的な猫をお探しならば、ミックス猫を家族に迎えることを検討してみてはいかがでしょうか。
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