1歳の猫の適正体重 肥満にならないための注意点とダイエットの方法について
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1歳の猫の適正体重 肥満にならないための注意点とダイエットの方法について

一般的に、猫は生後1年ほどで成猫になります。それでは、1歳を迎えた猫の適正な体重とは、どれくらいなのでしょうか。

  • サムネイル: ひなた ふゆみ
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長

1歳の猫の体重とは

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猫種によって異なりますが、一般的に猫は1歳を迎える頃、成猫になるといわれています。猫は、1歳を過ぎるとあまり体重が変化しないようになります。1歳までに太りすぎてしまうことはあまりないので、成長が緩やかになる生後7~8ヶ月頃から1歳頃までの体重を、その猫の理想体重として記憶しておくとよいでしょう。ちなみに、メインクーンやノルウェージャンフォレストキャットなどの大型猫では、2歳くらいまで緩やかな成長がみられることがあります。
なお、成猫の平均体重は3.5~4.5kg程度といわれていますが、種類や個体によって適正体重は大きく異なり、中には10kgを超える猫もいます。そのため、この平均体重をもとに、肥満かどうかを判断することはできません。

猫を太らせないために注意したいこと

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もし、猫が太ってしまった場合には、どうすればよいのでしょうか。まずは、猫が肥満であるかどうかの確認からしてみましょう。

猫の肥満とは

猫の体重が理想体重の107%以上ある場合、その猫はダイエットが必要な状態といえます。まずは、この計算式の基準となる理想体重について調べてみましょう。先述したように、生後7~8ヶ月頃から1歳頃までの体重をその猫の理想体重と考えることができるほか、体型を判断材料とすることもできます。

猫の体型をチェックしてみよう

猫の体重を量る以外にも、見た目や触った時の感覚などを参考に、猫の体型をチェックすることができます。痩せ気味の体型、理想体型、太り気味の体型、それぞれの特徴をみてみましょう。

痩せ気味の場合

●ウエストが極端にくびれている
●肋骨がごつごつと触れる

見た目で骨が浮き上がっている、もしくは触ってみて骨が浮き出ている感触があるのは、痩せすぎている証拠です。また、猫を上から見て、腰がくびれすぎている場合も痩せ気味といえるでしょう。猫の食事の量や内容について、見直す必要があるかもしれません。もし、食事を見直しても体型の改善が見られない場合は、カラダに何らかの異変が生じている可能性があるので、動物病院を受診しましょう。

理想体型の場合

●ウエストに適度なくびれがある
●脂肪の下の肋骨を手のひらで感じることができる

歩いている時に肩甲骨が見えて、お腹がややへこんでいる、カラダ全体が薄い脂肪でおおわれているのが、理想的な体型といえます。骨太な猫や長毛種の猫の場合は、見た目だけではわかりづらいので、合わせて体重を量ってあげるとよいでしょう。

太り気味の場合

●肋骨を触ってもわかりづらい、もしくはわからない
●くびれがわかりづらい、もしくはない

上記に当てはまる場合は、太り気味である、もしくは太っていると判断してよいでしょう。目安としては、お腹が大きく垂れ下がって膨らんでいる時は平均体重の23%超え、くびれがわかりづらい時は7~22%超えの肥満といわれています。食事量の見直しや、運動を増やすなどのダイエットが必要です。

猫のダイエット方法

肥満は万病の元といわれています。愛する猫と長く健康に暮らすため、頑張って適正体重を目指しましょう。以下の3点が、ダイエットの方法として代表的なものです。

●食事の内容を変える
●食事の回数を増やす
●運動量を増やす

「食事内容を変える」というのは、急に量を減らすのではなく、低カロリーのフードを取り入れる、おやつを減らすなどの方法がおすすめです。猫にとって、急激な食事制限はかなりのストレスになってしまうことがあります。1日に与えるエサの総量はなるべく変えず、摂取カロリーを減らす工夫をしましょう。

「食事の回数を増やす」というのは、与える量はそのままで、小分けにして回数を増やします。猫は本来ちょこちょこと小腹を満たす生き物なので、1日2回の食事では、空腹を感じて食べすぎてしまう傾向があるためです。

最後の「運動量を増やす」ですが、人間と異なり、猫を運動でダイエットさせるのはとても難しいことです。ただし、キャットタワーを上り下りさせるだけでもカロリーを消費させることができるので、食事をキャットタワーの一番上に置くなどして、意識的に上り下りする機会を作ってあげましょう。

一般的に、猫は1歳を過ぎると、大きな体重の変動はありません。もし、痩せすぎている、もしくは太りすぎていると判断できたら、今後の猫の健康のためにも、食事の管理を見直しましょう。いつまでも元気に暮らしていくために、日頃から愛猫の健康チェックを怠らないことが重要です。

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