内視鏡でできること その3:正しい生検!そのための内視鏡検査である| 動物医療センターPeco

動物医療センターPecoでは、動物病院様からの紹介を受け付けております。

ここでは、当院でできること、得意なことを紹介いたします。

ご紹介いただく際の参考になれば幸いです。

記事の監修者
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大野耕一
動物医療センターPeco 院長 獣医師

正しい生検!そのための内視鏡検査である

犬や猫で内視鏡検査はどんなときに依頼すべきなのか?

異物以外では、やはり「慢性的な嘔吐下痢症状があって、その原因がその他の検査でわからないとき」ということになります。

内視鏡をお持ちの先生も増えてきておりますが、正しい生検が行えていないことが多いようです。そのためせっかく麻酔を行って内視鏡を挿入しても、正しい診断にたどり着かないこともあります。

内視鏡下での生検で大事なこと

内視鏡下での生検は、生検鉗子を用いて粘膜から組織を採取します。

大事なことは、できるだけ大きな組織を複数個(例えば上部消化管内視鏡検査では最低でも胃で6-8個、十二指腸で6-8個)採取して、正しく固定して病理診断医に送ることです。

内視鏡検査で最も重要なのは生検であり、最も技術が必要なのも生検です。生検にはある程度のトレーニングが必要になります。厳しい言い方をすると、きちんとした生検ができないのであれば内視鏡検査を行うべきではありません。

ぜひご相談ください

動物医療センターPECOでは、原因不明の慢性消化器疾患の診断のために、内視鏡を用いた消化管の生検を積極的に行っております。お役に立てるようでしたらぜひご相談ください。

胃で内視鏡下で鉗子生検を行う様子

採取した生検組織を正しく処理している様子

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