内視鏡でできること その4:狭窄部の拡張| 動物医療センターPeco

動物医療センターPecoでは、動物病院様からの紹介を受け付けております。

ここでは、当院でできること、得意なことを紹介いたします。

ご紹介いただく際の参考になれば幸いです。

記事の監修者
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大野耕一
動物医療センターPeco 院長 獣医師

食道や鼻咽頭の狭窄部の拡張

食道や鼻咽頭では、炎症によって狭窄が進行し、食べ物や空気の通過障害がおきることがしばしばあります。具体的には犬や猫の食道狭窄や猫の鼻咽頭狭窄がこれにあたります。

これらの炎症に伴う狭窄はかなり厄介な病気で、投薬だけでは狭窄部がよくなることはありません。このため内視鏡とバルーンを用いて狭窄部を拡張する「バルーン拡張術」が実施されます。

バルーン拡張術

バルーン拡張術は、組織障害や穿孔の危険性を減らすために、内圧を測定しながら行われます。

再狭窄は比較的多くの症例で認められるので、バルーン拡張を数回実施しなくてはならないこともあります。そのため食道では拡張後にカテーテルをしばらく設置するなどして、再狭窄をできるだけ予防することも当院では行っています。

難治性のことも少なくありませんが、バルーン拡張術で症状が良くなる症例は少なくありません。

ぜひご相談ください

動物医療センターPECOでは、食道狭窄や鼻咽頭狭窄などに対して内視鏡を用いたバルーン拡張術を行っております。どうぞご相談ください。

食道狭窄の猫の狭窄部

バルーンを用いた狭窄部の拡張

バルーンダイレーターと圧測定が可能なインフレーションデバイス

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