ウサギにイチゴなどのフルーツを与えてはいけません!

イチゴを始めとしたフルーツは、ウサギに与えると命に関わる可能性もある、危険な食べ物です。今回は、ウサギにイチゴを与える危険性と、おやつ・補食の与え方について解説します。

  • サムネイル: PECO編集部
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ウサギにイチゴなどのフルーツを与えてはいけない理由

ウサギのエサは、牧草を主食とし、食物繊維を含む野菜やペレット(ウサギ用のフード)を補助的に食べさせるのが一般的です。
一方、イチゴの成分は水分が90%で炭水化物が10%。炭水化物の大半が糖質で、食物繊維は多くありません。

イチゴに含まれるこれらの成分のうち、問題となるものが炭水化物です。ウサギに炭水化物を与えると、消化管内フローラ(消化管内に存在する細菌の集まり)が破壊され、消化不良を起こすほか、毛球症(もうきゅうしょう)や鼓腸症(こちょうしょう)を引き起こし、最悪の場合は命を落としてしまうこともあります。

ウサギに与えるおやつ・補食について

ウサギには主食として牧草を与えるほか、おやつや補食としてペレットフードを体重の10%~20%ほど与えます。

それ以外に、コミュニケーションツールとしてどうしてもおやつを与える必要がある場合は、普段与えているペレットフードを与えるか、甘くない葉野菜や炭水化物含有量の低いフルーツ、もしくは根菜を小指の先ほど与えるとよいでしょう。

また、ウサギとコミュニケーションをとるためには、おやつはペレット入れに置くのではなく、手から与えるようにしましょう。毎日ではなく、上手にお留守番ができた日に与えるなど、ご褒美としてあげるのもよいですね。なお、ウサギにおやつを与える際は、与えた食べ物の種類と量を日誌に記録しておくことをおすすめします。

イチゴなどのフルーツに限らず、人間用の食べ物の中には、ウサギに与えてはいけない食べ物がたくさんあります。おやつを選ぶ際には安全性を最優先に考えて、大切なウサギの命を守りましょう。

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