【獣医師監修】柴犬の理想体重は何キロくらい? ダイエットの方法なども解説
人間同様、柴犬も肥満になると様々な健康的な影響が出てきます。逆に、体重を気にするあまり痩せすぎにしてしまっても、カラダの調子は悪くなってしまいます。今回は、柴犬の理想的な体重について解説したいと思います。
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監修:電話どうぶつ病院Anicli(アニクリ)24 三宅亜希院長
柴犬の理想体重
犬には、犬種別の“理想の適正体重”があります。しかし、大切なのは自分の犬の理想体重を考えることです。というのも、体格が異なれば当然理想体重も異なるからです。
一般的には、柴犬の適正体重は8~10kgとされています。しかし、小柄であればもちろんそれより軽く、親の体格や一緒に生まれた兄弟数などが影響することもあります。
柴犬の体重を測る時には、犬を抱えて体重計に乗り、その重さから飼い主の体重を引けば簡単に割り出せます。これは柴犬に限ったことではありませんが、適正な体重の犬というのは「理想体重の95~106%の範囲」で「体脂肪率は15~24%」に収まっていることとされています。ここで言う「理想体重」というのは、「自分の愛犬の理想体型時の体重」のことです。
犬の体重の増減は、人間と比較してもカラダへの影響が大きくなります。というのも、犬は人間と比べてカラダが小さいので、少しの体重の増減が各器官に大きな影響となって現れるためです。
では、具体的に、肥満によって引き起こされる症状にはどのようなものがあるのでしょうか。
●膝や腰などの関節への負担
●呼吸器や循環器疾患のリスクが高くなる
●全身麻酔の際のリスクが高くなる
●熱中症などのリスクが高くなる
●糖尿病などの内分泌疾患のリスクが高くなる など
肥満がカラダにとって避けるべき状態であることがよくわかりますね。
柴犬のダイエットの方法
「ウチの柴犬、ちょっと太ってきたな…」と感じた時には、ダイエットが必要になります。具体的には、以下のような方法で柴犬の体重を管理していきます。
ダイエットフードへの切り替え
いつも使用しているドッグフードから、ダイエット用のドッグフードに切り替えます。この時重要なのは、同時におやつを減らす、もしくはカットすること。おやつを与え続けると、せっかくドッグフードを切り替えても意味がなくなってしまいます。
ドッグフードの量の減少
ダイエットフードなどの低カロリー食を使用せず、今までの食事の量だけを減らすことになるので、犬にとってストレスがかかることがあります。お湯でふやかしてかさ増しするなど工夫してあげましょう。
食事回数の増加
1日に食べる食事量が減っても、少しずつ何度も食べることで満足できることがあります。
運動量の増加
肥満は、摂取しているカロリーと消費しているカロリーのバランスが悪いことから起こります。そこで、散歩の時間をいつもより長くしたり、一緒に遊ぶ時間を多めにとったりして、柴犬の運動量を増やします。
逆に痩せすぎの場合は、何かしらの体調不良が起こっている可能性があるので、獣医師の診断を仰ぎましょう。
このように、適性体重を保つことが柴犬の健康につながります。
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