国産の強みを活かし、日本のペット事情に合わせた療法食づくりを

国産の強みを活かし、日本のペット事情に合わせた療法食づくりを

1970年の設立以来、日本に暮らす愛犬・愛猫にフォーカスしたペットフードの研究を続けてきた日清ペットフード株式会社。長年の研究成果と、日清製粉グル―プとしての食の安心へのこだわりが、療法食づくりにも活かされています。同社の療法食について、日清ペットフード株式会社のヘルスケア推進室販売担当の 川澄夕子さんに聞きました。

  • PR日清ペットフード 株式会社

高品質の療法食づくりに取り組む

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日清ペットフード本社外観。

――日清製粉グループ様がペットフード業界に参入されたのはいつごろでしょうか?

日清ペットフードは1970年、生活をともにする大切な家族の一員であるペットたちに、いつまでも長生きして健やかにすごしてもらいたいという、飼い主の皆様 の願いに応えるため、設立されました。そして、設立以来、ペットの健康の基本である「食生活」を見つめ続けています。

長年の開発・製造実績をもとに、2013年より獣医師専用療法食「ジェーピースタイル ダイエテティクス」の製造・販売を始めました。

――ペットフードを製造することにおいて、一番のこだわりは何でしょうか。

品質の信頼性です。

当社では、「研究・開発」「製造」「お客様相談室」という3つの柱を軸に、各部門が一体となって事業活動を推進し、「ペットの元気と長生き」の実現に努めています。特に「お客様相談室」には獣医師が常駐していますので、製品への問い合わせ対応だけでなく、食事や健康相談など、お客様の相談に真摯にお答えするようにしています。また、日清製粉グループの一員である当社の製品は、厳しい品質・安全性基準を守りながら作られた、こだわりのペットフードです。

例えば、原材料1つ採用するにしても、まず新製品設計時に、那須研究所にて安全性を確認。さらに製品化される前に、日清製粉グループ本社の「QE(Quality Exam)センター」で、残留農薬、微生物、重金属等に関する分析などの検査を実施します。非常に厳しい基準です。原材料の安全性確保は、愛犬・愛猫の食の安心の基本。「ペットフード」だから・・・という妥協はありません。

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日清製粉グループの一員として、徹底した品質管理を実践。

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QEセンター。QEは「Quality Examination=品質検査」の略。日清製粉グループの使用する原材料、製品などが安全かどうかのチェックが行われている。

――ペットの療法食についてお伺いします。そもそも療法食とはどういうものでしょうか。いつごろ、どこで生まれたものですか?

療法食とは、ペットフードの表示に関する公正競争規約に、『栄養成分の量や比率が調整され、特定の疾病又は健康状態にあるペットの栄養学的サポートを目的に、獣医療において獣医師の指導のもとで食事管理に使用されることを意図したもの』と定義されています。

1930年代の後半に、米国の獣医師が、腎臓病の犬のために開発したレシピが食事療法のはじまりと言われています。また日本では1970年代に、家庭動物診療の分野に本格的に導入されるようになってきました(出典:ペット栄養学会誌,17(2):89-92, 2014)。

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日本特有の飼育環境に配慮した研究・開発を推進。

――こうした療法食はどちらで購入できるのでしょうか?

療法食は、動物病院の獣医師から処方される食事のため、動物病院で購入いただけます。

――「ジェーピースタイル ダイエテティクス」の特長について教えてください。

「ジェーピースタイル ダイエテティクス」シリーズは、犬や猫向けの療法食で、今までにない高付加価値のペットフードを作りたいということで開発が始まりました。

こちらのシリーズの特長は、高い嗜好性にこだわった製品づくりです。また、食品に封入されることが多い「脱酸素剤」を使用していることも特長の一つです。人のおやつにはよく入っていますが、ペットフードに封入されることは、それほど多くありませんでした。脱酸素剤を入れることによって、酸化によるフードの劣化を防ぎ、作りたての状態を長期間保つことができます。

――他社も療法食を販売していますが日清ペットフードの療法食の強みは何でしょうか?

やはり「国産」という点が大きな強みになっております。品質の高さや、運搬に時間がかからないことにより作り立てのおいしさを届けられることなども国産のメリットですが、最大の強みは、国内のニーズに合わせて研究・開発ができるということだと思います。国内のペットオーナー様や動物病院様のご意見やご意向をダイレクトに反映できることは、なによりの強みであると考えています。

例えば、犬の場合、日本は小型犬が好まれ、室内飼育が多くなっていますが、そういう日本ならではの傾向に合わせて粒の大きさや包装する量などを工夫しています。

また、猫の場合は食べ慣れないものを受けつけてくれない傾向があります。例えば、まぐろ味やかつお味などの一般食を食べ慣れている猫に、いきなりチキン味の療法食を与えてもなかなか食べてもらえません。そうしたことを考慮して日本の猫が好む魚味を療法食に採用しています。これも、国産ならではだと思っています。

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厳しい品質管理体制のもと、ペットフード製造を行う鶴見工場。

――栃木県の那須に研究所があるとのことですが、どのような施設なのでしょうか?

当社那須研究所では、製品の設計・試作・分析を行うとともに、嗜好性や有効性を、研究所で飼育している100頭を超えるスタッフ犬やスタッフ猫による評価を行い、確認しています。最初から最後まで自分たちできっちりと管理しながら研究・開発していくことができる体制になっています。日本にペットフードメーカーは数多くありますが、当社のように自社で犬・猫を飼育して、給与試験などいろいろな評価を行っている会社はそれほど多くないと自負しております。

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ペットフード研究・開発活動の基盤となる那須研究所。

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「嗜好性試験」をはじめ、目的に応じたさまざまな給与試験を実施。

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那須研究所の分析室。

研究所で犬や猫を飼育していると言うと、狭いところに閉じ込めてフードだけを与えているというイメージを持たれがちです。しかし、当社の場合、のびのびとした空間の中で所員とも容易に触れ合えるような施設で飼育されています。そのせいか、皆、とても健康に育っております。

那須研究所は、国産の強みを支える当社の重要な拠点です。

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トリミングなども研究所内で行われる。

――「ジェーピースタイル ダイエテティクス」はこの度リニューアルされるそうですが、どの辺が新しくなるのでしょうか?

ロゴとブランド名が新しくなります。ロゴには分かりやすさと親しみやすさを込めました。「ジェーピースタイル ダイエテティクス」から「ジェーピースタイル ダイエティクス」に変わりますが、それも言いやすさを重視しました。

今まで病院様や獣医師様からは、「ジェーピーさん」と呼ばれ、親しまれてきたのですが、「ジェーピースタイル」は一般食にもありますので、これからは「ダイエティクス」を打ち出し、差別化を図る意味もあります。

パッケージデザインも、ひと目で分かるように大きく「D」をロゴに使用しています。8月から新発売された製品から徐々に切り変わっていきます。

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――飼い主の方へメッセージをお願いします。

療法食をとりまく環境は日々変化していると思います。飼育頭数や疾病の傾向の変化、疾病に対する療法食のアプローチ方法などの更新に伴い、動物病院様やペットオーナー様の要望も多様化しています。

つねに最新の情報に耳を傾け、皆様のご期待に応えられるよう日々勉強を重ね、今後も多くの動物病院様、ペットオーナー様のお役にたてるよう、努力してまいります。パッケージやブランド名が新しくなった、「ジェーピースタイル ダイエティクス」に今後もご期待ください。

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ヘルスケア推進室 販売担当の川澄さん。動物看護師としての経験もあり、
今のお仕事にも活かされている。 

「ジェーピースタイル ダイエテティクス ホームページ」
http://jp-dietics.jp/

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