犬に多い消化器疾患に対応する新しい療法食を開発

犬に多い消化器疾患に対応する新しい療法食を開発

日清ペットフードから新しく発売された、消化器疾患対応療法食「ジェーピースタイル ダイエティクス ダイジェストエイド」。“低脂肪かつ低アレルゲン”といった2つの要素を併せ持った、これまでにない療法食として注目を集めています。日清ペットフードの研究員であり獣医師の清末正晴さんに、その製品開発のこだわりを伺いました。

  • PR日清ペットフード 株式会社

―― 消化器疾患で動物病院に来院する犬は多いのですか?

国内におけるペットの通院に関する調査によると、皮膚疾患、耳の疾患に次いで、消化器疾患で来院している犬が多いと言われています。消化器疾患の原因は実にさまざまですが、食事療法で症状をコントロールできるケースも少なくありません。

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食事療法が有用な消化器疾患は多い

―― 今回開発された、消化器疾患の療法食『ダイジェストエイド』の特長を教えてください。

“低脂肪かつ低アレルゲン” といった2つの要素を併せ持っていることが最大の特長です。これまで消化器疾患に対する食事療法は、“低脂肪食”、“低アレルゲン食”、“高繊維食”といった、個別の特長を持つフードの中から、最も効果があるものを選択して使用することが主な方法でしたが、この度、このうちの2つの要素を兼ね備えた療法食の開発に成功しました。

実際の診療現場では、複数の消化器疾患が重なったため、“低脂肪食を与えるべきか”、“低アレルゲン食を与えるべきか”と迷うケースがありますが、『ダイジェストエイド』は、そのような悩みを解決できます。また、皮膚疾患と消化器疾患が重複したようなケースにおいても使用しやすい療法食だと考えています。『ダイジェストエイド』の開発により、新たな治療の選択肢を提案できたと思います。

―― 開発に苦労した点を教えてください。

やはり、“低脂肪かつ低アレルゲン”といった2つの要素を両立させたことです。食物アレルギーに配慮して牛肉・鶏肉・羊肉といった畜肉だけでなく、小麦・乳・卵も含めた6原料を不使用としています。さらに、低脂肪であるものという制約の中で使用する原材料を選定していくことに苦労しました。

原材料の選定が難しいだけでなく、美味しさにもこだわった作りこみも欠かすことはできません。“低脂肪”、“低アレルゲン”どちらの要素もペットフードの嗜好性の低下に関係してきます。継続して食べてもらってこそ疾病管理が可能になりますので、美味しさを追求して何度も試作を繰り返し、『ダイジェストエイド』を完成させました。

また、大学の専門家と共同研究に取り組ませていただき、大学病院で実際に消化器疾患の犬を対象として有用性を確認しています。このようなプロセスをとるため、開発には数年という時間がかかりました。

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―― 療法食というと外国製のものが多いイメージですが、国産だと安心ですね。

おっしゃる通り、日本で目にする療法食は、外国メーカーのものがほとんどだからこそ、私たちは日本のメーカーとして、研究・開発から製造まで、すべてを国内で行うことにこだわっています。

そのメリットは3つあります。

まず1つ目は、日本のペットの飼育環境に合わせた研究・開発ができるということです。日本では小型犬が多いため、食べやすいように小粒にしています。また、弊社は小型犬による嗜好性テストを行っていますので、日本のペットの嗜好性にあわせたペットフードを作ることができます。

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『ダイジェストエイド』は日本に多い小型犬が食べやすい小粒サイズ

2つ目は、国内で生産しているため、製造後速やかにお客様に届けることができます。また、栄養素の劣化を防いだり、美味しさをキープするために、お菓子などによく付いている「脱酸素剤」を同封しています。さらに、合成の酸化防止剤ではなく、天然の酸化防止剤であるローズマリー抽出物を使用し、フードの酸化にも配慮しています。サイズは1kgのほかに3kgのものがありますが、3kgのものはジッパー付きの1.5kg内袋を2パックとすることで使いやすさにも工夫をしています。

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『ジェーピースタイル ダイエティクス ダイジェストエイド』3kg製品(1.5kg×ジッパー付き2パック)

3つ目は、お客様と双方向のコミュニケーションがとれるということです。何か困ったことがあったとき、直接弊社へ問い合わせができるという点が支持されています。また、お客様からいただいた声を製品開発に活かし、ペットにとってより良いフードを作れるよう日々努めています。

―― 病気になって療法食に切り替える特に注意することはありますか?

一般的な総合栄養食のペットフードから切り替える時は、はじめに新しいペットフードを少しだけ混ぜ、徐々に元のペットフードと新しいペットフードの割合を変えていきながら、1週間ほどかけることで、無理なく切り替えができます。もし問題なく食べてくれるようであれば、早く切り替えるに越したことはありません。

トッピングを加えたり、おやつを与えたりすることは避けるべきだと思います。療法食は病気に配慮して栄養成分のバランスが調整されていますが、このバランスが崩れてしまうためです。ですので、ドライフードが苦手な愛犬には、お湯をかけ、ふやかしてから与えてみることも良いかもしれません。

いざ療法食が必要になった時にペットフードの切り替えがスムーズにいくよう、愛犬には普段からいろいろなものを与え、好き嫌いをなくしておくことも大切ですね。

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―― 『ジェーピースタイル ダイエティクス』の療法食は、なぜ動物病院でしか買えないのですか?

症状にあわせた適切な療法食を飼い主様が選択することは難しく、動物病院にて獣医師に診察をしてもらった上で使っていただきたいと考えているためです。特に消化器疾患は複雑であるため、定期的な獣医師の診察は不可欠です。たとえ、愛犬が病気を患っていなくても日ごろから健康に配慮して、ペットフードに関心を持っていただくことが大切だと思います。私がおすすめするのは、若いうちは年1回、7歳くらいの高齢になってきたら年2回、動物病院で健康診断を受け、その際にペットフードに関してアドバイスをもらうことが良いと思います。

愛犬の健康に身近で気を付けてあげられるのは飼い主様だけです。獣医師のサポートを借りながら、愛犬に最適なペットフードを与えてもらうことが大切だと考えます。私たちも日本のペットの健康維持に貢献できるよう、さらに研究を重ねてまいります。

「ジェーピースタイル ダイエティクス ダイジェストエイド」
https://jp-dietics.jp/product/dog05.php

「ダイエティクス」シリーズ取扱い動物病院
https://jp-dietics.jp/search/

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♯02
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♯03
「食べ続けられることが大事」 腎臓病のための療法食

♯04
犬に多い消化器疾患に対応する新しい療法食を開発

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