【猫びより】【ウチのコへんてこ自慢】背筋がピーン!! うるる(辰巳出版)
衝撃の黒猫写真と「うちの猫、13年目にして猫かどうかも怪しくなってきた」というツイートが2018年4月Twitterに投下され、注目を集めた。猫っぽくない、体が一直線に背筋も足もピーンとなった写真は、身体が柔軟な猫のイメージがまるで覆されるもの。(猫びより 2020年1月号 Vol.109より)
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「壁に刺さりそう!」「猫背矯正のチタンの板でも背骨に入ってる?」「猫背の概念を崩す存在」。短期間で爆発的に話題が広がり、9.4万いいね、4.1万リツイート超え。驚きの声と、その美しいスタイルを称えるコメントが多く寄せられました。
耳の先から足の先までピーン!! これでバズりました。(写真提供:伊藤瑞姫)
得意の直線ポーズ
この不思議な黒猫が暮らすのは、北海道の一軒家。Twitterのユーザーネーム「いとみん」こと、会社員の伊藤瑞姫さん(22歳)のお宅へ伺いました。外の冷たい北風と裏腹にぽかぽかな部屋で、うるるちゃん(13歳♀)は、2匹の雄猫と一緒に日向ぼっこ。あれ……? 普通の猫っぽい?
手作りの段ボールハウスがお気に入り
猫らしく、香箱座りだってできるんです
女の子らしく小柄で、ぬいぐるみのようなうるるちゃん、見ていると、時折足をピーン! これが癖のようです。これはもしかして、例の直線ポーズが生で見られるかも!?……と期待しましたが、気分のノッた時にしか、完璧な直線ポーズはしないのだそう。
瑞姫さんにお腹をさすってもらって脱力
例のTwitter写真で、うるるちゃんを持ち上げていたのは、一番懐ついている瑞姫さんの妹・凛さん(20歳)。早速抱き上げてトライしてくれました。おお……いい線いってます! だけどちょっとだけ惜しいかな!
「やる時は、勝手に独りでピーンとなっているんですよ」
取材中、凛さんにトライしてもらった結果……(笑)
そんな時、姉妹のお兄さんは「猫バズーカみたいだ」と言って抱き上げて、家族に狙いを定めるのだそう(笑)。
家族に笑顔を
うるるちゃんはかつて、瑞姫さんのお父さんの仕事営業先である酪農家にいた半野良猫で、伊藤家に貰われてきました。現在は、ラブラブな仲のさすけ君(14歳♂)と、やんちゃな新入りごましお君(1歳♂)に囲まれてお姫様生活。
姫さんの職場で生まれた、ごましお君は1年前に仲間入り
問題の謎のポーズをするようになったのは、お家の温かい生活に慣れて間もなくの頃から。ということは、のびのびリラックスしている証拠なのかな? 本当の理由はよくわからないけど、この個性全開の背筋ピーン! のポーズで、家族みんなを笑顔にしています。
Twitter:@itmnnnnn
文・写真 芳澤ルミ子