動物医療センターPecoでは、動物病院様からの紹介を受け付けております。
ここでは、当院でできること、得意なことを紹介いたします。
ご紹介いただく際の参考になれば幸いです。
記事の監修者

大野耕一
動物医療センターPeco 院長 獣医師
内視鏡による異物の摘出
犬、特に仔犬では異物の誤食が多いことは言うまでもありません。さまざまな異物、ときに信じられないようなものを飲み込んで動物病院にやってきます。
誤食してすぐに来院した場合で、吐かせることが可能なものであれば、催吐させる方法があります。当院でもトラネキサム酸の静脈内投与や海外の点眼の催吐薬を用いて催吐させることが多くあります。
ただし、異物によっては吐かせることが困難である場合や、異物かどうかはっきりしない場合などがあり、そのような場合に内視鏡検査が適応になります。
内視鏡下での異物摘出では、さまざまな処置具を利用します。把持鉗子、バスケット鉗子のほか、異物回収ネット、ポリペクトミーに使用するスネアなども用いて、できるだけ速やかな摘出を試みます。
すべての異物が摘出できるわけではなく、あまりにも大きいもの、食道や咽頭を傷つける可能性のあるもの、小腸内に流れてしまったもの、などでは開腹手術が必要になります。
ぜひご相談ください
動物医療センターPECOでは、内視鏡装置とともにさまざまな処置具を用意して異物摘出を行いますので、ぜひご相談ください。
当院の内視鏡診断装置

異物摘出用のバスケット鉗子

異物摘出に使用しているスネア
